YouTubeでよく見る宙に残した藁をもう一度斬る方法についての解説です。
残す斬り方が至上とは申しませんが、刃筋だけでなく、刀の操作方法も修練しないと再現性を持って藁を残すことはできないため単に見栄えがするだけには留まりません。 袈裟斬、斬上、横斬全てにおいて残す斬り方は存在し、京都居合道会では再現性をもって残せるよう稽古を行っています。
難易度
難⇔易
単体での斬りの難しさ
横斬>斬上≧袈裟斬
藁を残す難しさ
袈裟斬>>>横斬>斬上
袈裟斬りが圧倒的に難しく、斬り上げが簡単です。藁を残す感覚を掴むには斬り上げから稽古する方が良いです。
巻藁を再現性をもって残す方法
巻藁は藁自体のコンディションの問題があるため100%確実に残すことは難しいですが、90%以上の確率で再現性をもって残す斬り方はあります。以下が全ての斬り方で共通の残すための刀の操作方法です。
1 刃筋を変えない。
2 刀が巻き藁に当たる瞬間にインパクトの形を作らない。
3 刀は藁を通過し終わるまで加速させる。
刃筋を通す概念が変わる
大切なのは誰でも再現できるということ
残すというのはあくまでも一例です。京都居合道会では、斬るだけでなく刀に関わる全ての事において指導者以外も実践できる再現性を重要視しています。